ジェネリック医薬品製造大手の東和薬品【4553】は、健康食品・化粧品の受託製造などを行う三協と、医薬品のソフトカプセル製造を行うため、合弁会社「グリーンカプス製薬」を設立することについて合意したと発表した。
三協は、1963年の創業以来、健康食品・化粧品の受託開発製造を行うとともに、ソフトカプセル自動機のパイオニアとして、世界各国へ200台余りの機械を納入する一方、その高い生産技術とノウハウをベースに健康食品のソフトカプセルをはじめ、ハードカプセル・錠剤・顆粒等の生産や小分包装までを手掛けている。
医療用医薬品のソフトカプセル製剤の市場は、2859億円(対前年比124%)で引き続き成長・拡大していくと見込まれている。また、今後特許切れする品目の中には、高活性薬物の製剤もあり高い製造技術が必要となる。
今回設立するグリーンカプス製薬では、東和薬品が持つ付加価値製剤の医薬品開発力と三協が持つソフトカプセルの製造技術を融合し、高活性製剤のみならず、製剤の小型化や扱いやすい形状にしたソフトカプセル製剤を製造し、提供していくことを目指す。