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セブン&アイ・ホールディングス、エイチ・ツー・オーリテイリングと資本業務提携

大手流通持株会社のセブン&アイ・ホールディングス(以下「セブン&アイHD」)【3382】は、エイチ・ツー・オーリテイリング(以下「H2O」)【8242】との間で、資本業務提携に関する基本合意書を締結したと発表した。

セブン&アイHDグループは、国内外において6万店以上の店舗を展開するコンビニエンスストア、総合スーパー、百貨店、食品スーパー、フードサービスに加え、金融サービス、IT/サービスなど、あらゆる顧客のニーズに応える多様な事業を擁し、顧客サービスの向上、店舗網の拡充、商品開発力・調達力、ブランド力の強化等に積極的に取り組んでいる。

一方、H2Oグループは、経営基盤である関西エリアにおけるマーケットシェアの拡大を実現するため、関西エリアに百貨店からGMS、食品スーパーまで幅広く小売事業を展開し、「関西ドミナント化戦略」を進めており、現在は中期計画において、食品スーパーをはじめとした食品事業の構築及び決済やポイント等のインフラ整備を推進することで、関西エリアにおける「生活総合産業の構築」の実現に取り組まれている。

セブン&アイHDにおいては、平成28年5月26日に開催された第11回定時株主総会にて承認を受けた新たな経営体制により、持株会社としての役割と機能を強化し、事業会社へのサポートと監督、最適な資源配分を進め、中長期的な企業価値向上と持続的な成長の実現を目指している。

中期経営計画において、グループ経営資源の配分に関して、全国レベルでの総合的な商品・サービスの展開を基本としつつも、今後はエリア・業態ごとの「選択と集中」を進めていく事が必要不可欠との経営判断に至り、とりわけ苦戦の続く百貨店事業における資源再配分の実現を目指して、関西エリアで圧倒的なマーケットシェア拡大を目指すH2Oグループと関西エリアにおける「戦略的なビジネスパートナー」としての関係を構築することにより、両グループの店舗網や商品・サービス等を有効活用し、関西エリアに住む顧客の利便性・利用満足度の向上を実現していくことが、両社の企業価値の最大化につながっていくとの判断から、今回の資本業務提携の基本合意書締結に至ったもの。

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