地方銀行の鳥取銀行【8383】は、同行などが共同出資する「とっとり地方創生ファンド投資事業有限責任組合」が、人工染色体工学技術を活用した医薬品等の開発・受託研究を行うTrans Chromosomicsに対し、投資を行ったと発表した。
Trans Chromosomicsは、染色体工学技術を用いて人の抗体を持つラットを作製することで、これまで取得不可能であった抗体を取得するとともに、がん治療や難病に有効な抗体医薬品の開発を目標としている。
今回、Trans Chromosomicsの事業基盤の強化を図るとともに、鳥取大学発の先進技術を応用した研究開発を促進し、鳥取県の戦略的推進分野であるバイオ産業の発展に貢献すべく、投資を行ったもの。
「とっとり地方創生ファンド投資事業有限責任組合」では、今後も地域産業の競争力強化や地域経済の活性化を目指し、事業拡大や農林水産業分野、円滑な事業承継を支援していきたい考え。