ダイアライザー(人工腎臓)や人工心肺、カテーテルといった医療機器の製造・販売を行う川澄化学工業【7703】は、100%子会社である川澄プラテックを吸収合併すると発表した。川澄化学工業を存続会社とする吸収合併方式となり、川澄プラテックは解散する。
川澄化学工業は、日本初のプラスチック製の採血・輸血セットを実用化したことをきっかけに1957年に設立。その後も、輸入品に頼っていたダイアライザーを国産化するなど、日本のディスポーザブル医療機器のパイオニアとして様々な医療機器の開発を行ってきた。現在、人工透析関連製品のほか、血液浄化関連製品、血液バッグ、血管内治療用カテーテルなどを、グローバルに事業展開している。
一方川澄プラテックは、川澄化学工業の100%子会社で、医療用、電子、その他射出成形部品の製造・販売を行っている。
今回、経営資源を集約し組織運営を一本化することにより、経営の効率化を図るもの。