総合型情報処理サービスを提供する電算システム【3630】は、ゴーガの株式を取得し、子会社化すると発表した。
電算システムグループは、情報サービス事業、収納代行サービス事業、クラウドサービス事業にて事業の成長戦略を推進している。クラウドサービス事業は、2005年グーグル検索アプライアンスの取り扱いを開始した情報検索ソリューションより始まり、グーグルアップス等のクラウドサービスライセンス提供、周辺サービス開発、Chrome(TM) 製品販売はじめ、自社データセンターにて、仮想化基盤による各種クラウドサービスなど1,000社を超える顧客へ展開している。
ゴーガは、2006年に位置情報サービス(グーグルマップなどのWeb地図サービス上で展開する人と物の位置に関する各種情報サービス)と、情報分析サービスの提供会社として設立された。設立当初よりグーグルの地図開発パートナーとして認定され、グーグルマップの企業活用サービスの第一人者として各種位置情報サービスを開発し、2014年には米Google for Workよりアジア・パシフ ィック地域でのGoogle Maps分野における最優秀パートナーとして、日本では初となるJAPAC Partner of the Yearを受賞し位置情報サービス業界において確固たる地位を築き上げた。
電算システムとゴーガとはグーグル企業向けサービスにおいて補完関係にあり、また顧客企業も重複が少ない状況であり、グループ化をすることでグーグルクラウドサービスのワンストップ化と既存サービスとの連携によるシェアの拡大、他社にないサービスの提供等により新規顧客の獲得も大きく期待できると考え、株式を取得するもの。
ゴーガは情報分析事業でも多数の顧客を有しており、電算システムのERP事業やその他事業領域においても今後クラウドサービスの主流になり得るビッグデータ、IoT、AI事業においても新たなブランド作りができるとしている。