光ファイバ、電線ケーブルなどを製造する古河電気工業【5801】は、各種通信ケーブル・電線や関連製品・電子材料の製造を行うフジクラ【5803】との合弁会社で、総合ケーブルメーカーであるビスキャスの事業のうち、地中及び海底送電線事業を譲受けると発表した。
ビスキャスは、古河電気工業とフジクラの電力用電線・ケーブル事業を統合して2001年に設立された。遠隔地から消費地までの架空送電システム、大都市圏の電力供給を支える地中送電システム、都市の変電所から需要家を結ぶ配電システムおよび、その基盤となる電線・ケーブル、機器部品、工事および関連システムなど、電力供給に関わるすべてを、包括的に取り扱っている。
今回、ビスキャスの事業を再編し、地中及び海底送電線事業を古河電気工業が譲受け、配電線・架空送電線事業をフジクラが譲受けることが、それぞれの強みを生かすことによる事業の更なる発展と強化につながると判断したもの。