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安川電機、EVスポーツカー開発のGLMと資本提携 電気駆動システムの事業化加速へ

産業用ロボットの製造や再生可能エネルギー事業を手掛ける安川電機【6506】は、「Clean Power」事業領域において、電気駆動システムの事業化加速のために、EVスポーツカーの開発・製造・販売を行うベンチャー企業であるGLMと資本提携すると発表した。

GLMは、1996年に京都大学のベンチャー・ビジネス・ラボラトリーで発足した「京都電気自動車プロジェクト」をベースに、2010年にEVスポーツカーを開発・製造・販売を行う会社として設立された。2012年にはベンチャー企業で初めて国内認証(国土交通省より確認される道路運送車両法の保安基準への適合可否)を取得し、2014年8月から出荷を開始。多くの自動車愛好家から評価を受けている。また、完成車の販売だけでなく、そのプラットフォームを販売するビジネスも展開している。

一方、安川電機は、長年培ったモータードライブ技術ならびにパワー変換技術を応用し、ハイブリッド電気自動車(HEV)や電気自動車(EV)の車載用電気駆動システムの開発と製品化を進めている。この電気駆動システムの大きな特色は「QMET(クメット)ドライブ」と呼ぶ安川電機独自の電子式巻線切替技術が組み込まれていることであり、広い定出力範囲を確保できるばかりでなく全速度領域で高い効率を得ることが可能となる。

この技術は、高い加速性や高速領域での安定走行が求められるスポーツカーには最適なシステムであり、GLMが目指す他に無いEVスポーツカーの実現に貢献できると判断、今回、提携を行うもの。

安川電機は、GLMとの技術協力による製品改良や新製品の共同開発により電気駆動システムに関する技術の向上と製品の拡販を推進していきたい考え。

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