交通・流通・住宅・レジャーなどの関連会社からなる東武グループの中核企業である東部鉄道【9001】は、金谷ホテル投資事業有限責任組合と金谷ホテル従業員持株会から金谷ホテルの株式を取得することについて、株式譲渡契約を締結したと発表した。
東武グループでは、日光地区における活力創出の具体的施策として、SLの復活運転や日光レークサイドホテルの建替え、中禅寺湖遊覧船の新造など、さらなる魅力創出に向けて注力している。
一方金谷ホテルは、日本における最古のリゾートホテルである。国指定登録有形文化財でもあり日本最古のクラシックリゾートホテルである日光金谷ホテルと、中禅寺湖畔のリゾートホテルである中禅寺金谷ホテルを保有・運営する金谷ホテルは、単なる宿泊施設としてだけではなく、ホテルそのものが日光地区の代表的な観光資源の一つとなっている。
今回、歴史と伝統を有する金谷ホテルを東武グループに迎えることで、東武グループ各社との新たなシナジー創出が可能となり、金谷ホテルの事業基盤の強化を通じ、日光地区全体のさらなる魅力の引き上げに寄与すると判断したもの。