大手不動産会社の三菱地所【8802】は、持分法適用関連会社であった東京流通センターの株式を2016年8月15日に追加取得し、株式譲受が完了したと発表した。これに伴い、東京流通センターは三菱地所の連結子会社となる。
東京流通センターは、高度経済成長期以降の首都圏における物流ニーズの高まりに対応するため、東京都大田区平和島において最先端の大型物流施設の運営を目的として1967年に設立された。また、Eコマースの進展をはじめとする新たな物流ニーズが生じる中、2017年夏にはこれまで同社が積み上げてきた知見を活かすとともに将来の物流ニーズにも対応可能な最新鋭の物流ビル新B棟(仮称)の竣工を予定している。
同社が設立以来培ってきた物流施設事業に関するノウハウや経験は多岐にわたっており、三菱地所が2013年度より本格的に事業参入した物流施設事業との高い相乗効果が見込めることから、今後、同社を三菱地所グループにおける物流施設事業の戦略的子会社と位置付けることで更なる連携の強化を図り、三菱地所グループ物流施設事業の更なる成長を目指す考え。