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農業総合研究所、農産物輸出の「世界市場」を子会社化

農産物流通販売事業等を手掛ける農業総合研究所【3541】は、世界市場が実施する第三者割当増資を引き受け、子会社化すると発表した。

農業総合研究所は、「持続可能な農産業を実現し、生活者を豊かにする」をビジョンに掲げ、日本から世界から農業がなくならない仕組みを構築することを目的としている。そのためにまずは、生産者とスーパーマーケット等の小売店(以下「スーパー等」)を直接つなぐ流通である「農家の直売所」事業を展開している。

世界市場は、日本の農産物を海外へ輸出することを目的に平成27年9月17日に設立され、これまで、農業総合研究所経由で仕入れた日本の農産物を香港やマレーシア等アジアを中心にテストマーケティングを継続的に実施し、国際輸送にかかる鮮度保持技術、コストに加え現地消費者の品質及び販売価格の許容範囲等を検証してきた。

農業総合研究所が継続的に成長・発展していくためには、生産者と国内のスーパー等をつなぐだけでなく、生産者と海外のスーパー等をつなぐ事業展開が必要不可欠であると認識している。農業総合研究所は、世界市場のテストマーケティングが一定の成果を得たことから、海外への輸出拡大を目的としたプラットフォーム作りを推進するため、世界市場が実施する第三者割当増資を引き受けることとしたもの。

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