きもの、宝飾品を主要業務とした専門店チェーンを展開するさが美【8201】は、AG2号投資事業有限責任組合(以下「公開買付者」)による、さが美の普通株式に対する公開買付けに関して賛同の意見を表明し、また、公開買付者との間で資本業務提携契約を締結すると発表した。
公開買付者である、AG2号投資事業有限責任組合は、無限責任組合員であるアスパラ ントグループにより、平成28年6月29日に組成された投資事業有限責任組合である。アスパラントグループは、平成24年10月5日に設立され、潜在的に競争力のある国内企業に投資し、経営者と共に業績改善を支援することで投資先の企業価値向上を行う会社であり、国内外の金融機関、プロフェッショナルファーム、政府機関、国際機関等で長年経験を積んだメンバーで構成されている。
アスパラントグループは、公開買付者を介して、さが美の普通株式のうち、さが美の親会社であるユニーグループ・ホールディングス(以下 「ユニー」)【8270】が所有するさが美の株式数の全てを取得することを目的として、本公開買付けを実施するもの。
アスパラントグループは、平成28年7月中旬にユニーが所有するさが美株式の取得に興味を示していたところ、ユニーは、ノンコア事業の売却の観点からは、株式の譲渡に加え、本貸付債権も併せて譲渡したい意向を示していたため、アスパラントグループとしてもこの意向を受け入れ、本貸付債権の譲受価額についてユニーと協議を重ねてきた。その後、さが美の資金負担能力に関する初期的調査を行い、本貸付債権の譲受価額は18億円が妥当であるとの結論に達し、ユニーとの交渉を経て、平 成28年8月中旬に、さが美株式の取得と併せて、本債権放棄を実施したうえで、本放棄後貸付債権の額面金額である18億円で債権を譲受する方向性を決定したもの。