機械メーカーの日立造船【7004】は、100%子会社で鋳鍛造品の販売などを手がけるシー・アンド・エフエンジニアリング(以下「C&F」)から、2016年10月1日に同社の事業を譲り受けると発表した。これに伴い、同年9月30日をもってC&Fは解散する。
C&Fは、鋳鍛造技術の継承を目的として2000年に設立され、グループ内外の顧客向けに鋳鍛造品の販売を手がけてきた。
C&Fから事業を譲り受けることにより、同社が保有する鋳鍛造技術を日立造船で活用することで一層の事業伸張を目指すもの。なお、C&Fに在籍する全従業員を同年10月1日付で受入れる予定。
日立造船は、中期経営計画「Hitz Vision Ⅱ」において、「グループ力の強化によるシナジーの実現」を重点施策の1つとして掲げているが、今後とも日立造船グループの経営理念や成長戦略を踏まえた事業運営を積極的に進めていく考え。