食肉などの生産・加工・販売を手掛ける日本ハム【2282】は、本年6月に乳製品メーカーの北海道乳業(以下「北乳」)との間で、資本業務提携に向けた基本合意書を締結していたが、今回、両社間で最終合意に至り、資本業務提携契約を締結すると発表した。これにより、日本ハムの北乳に対する出資比率は 20.00%となり、北乳は日本ハムの持分法適用関連会社となる。
日本ハムグループは、乳製品事業おいて、供給能力の増強や原料調達力の強化に加え、商品開発力及び提案営業力の強化に取り組んでいる。
一方北乳は、北海道の道南エリアを地盤とする有力な乳業メーカーであり、新鮮な生乳の調達力をベースに、最新の設備や熟達した技術から生産される市乳及び乳製品が高く評価されている。
今回の資本業務提携により、両社の強固な協力体制のもと、乳製品事業において相互の経営資源や強みを活用した事業展開を図り、両社の企業価値向上を目指すもの。
資本提携の内容としては、日本ハムが北乳の実施する第三者割当増資を引受け、150百万円出資する。また業務提携の内容としては、日本ハムグループの北乳に対するヨーグルトに関するOEM発注、日本ハムグループの販売網を用いた北乳製品の販売促進、両社による合弁会社の設立が計画されている。