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石井表記、CAPを子会社化 事業拡大・新装置開発へ

プリント基板製造装置メーカーの石井表記【6336】は、沖縄でフレキシブル基板製造装置の開発・製造・販売を行うCAPの株式を取得し、子会社化すると発表した。

石井表記は、主にリジット基板向けプリント基板製造装置を製造販売。堅牢性が高く、高精度な研磨が可能であるため、日本をはじめ、中国、台湾等グローバルに多数の顧客を得ている。

しかしながら、リジット基板の製造装置については市場が成熟していることもあり、成長を持続するための今後の課題として、スマートフォンやタブレット等に多用され、市場の拡大が期待されるフレキシブル基板向けの装置を製品ラインナップに加えることが求められているという。

一方CAPは、フレキシブル基板製造装置の技術を有しており、特にメッキ技術、ロール・ツー・ロールによる搬送技術等に技術的なアドバンテージがある。

今回、CAPを石井表記グループに迎えることにより、フレキシブル基板製造装置を自社開発した場合と比較し、開発コストの削減および開発期間を大幅に短縮することが可能となり、石井表記のプリント基板向け製造装置事業の拡大を図るもの。また、石井表記保有技術とCAP保有技術のシナジー効果として、CAPのロール・ツー・ロールによる搬送技術をプリント基板製造装置、インクジェット装置に採用し、石井表記の技術をCAPの装置に採用するなど、個々では対応ができなかった新装置の開発が可能になるとの考え。

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