楽天【4755】は14日、通話アプリサービスを提供するバイバー・メディア(キプロス)を3月下旬に買収すると発表した。バイバーの全株式を取得、同社が実施する新株発行も引き受ける。出資総額は総額9億ドル(約920億円)。同社のアプリはスマートフォン(スマホ)で通話や画像の送信が可能で、登録ユーザー数は約2億8000万人。特に新興国を中心に利用者数が増加している。楽天は同社の顧客基盤を活用、電子商取引(EC)やデジタルコンテンツサービスを国際展開するプラットフォームの構築に乗り出す予定。買収に伴う業績への影響を楽天は「現時点で見積もりは困難」としている。のれんの償却期間も、精査のうえで決めるとのこと。