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三菱重工業、食品包装機械事業を三菱重工メカトロシステムズに統合 中小規模事業の体制強化へ

総合重機メーカーの三菱重工業(以下「三菱重工」)【7011】は、平成28年10月1日付で、100%出資の子会社である三菱重工食品包装機械(以下「MHI-SK」)が手掛ける食品包装機械事業を、同じく100%出資子会社の三菱重工メカトロシステムズ(以下「MHI-MS」)に統合すると発表した。MHI-MSを存続会社、MHI-SKを消滅会社とする吸収合併となる。

MHI-SKは2005年の発足以来、食品包装機械の総合専門メーカーとして歩んできたが、更なる事業拡大に向けて、技術力の強化や非食品・非飲料業界向けの製品展開をはかるため、MHI-MSと統合するもの。

MHI-MSは2009年の発足以来、三菱重工グループの中小規模製品を集約・統合し、財務基盤の安定と収益力強化に取り組んできた。統合後のMHI-MSは、従業員数約1350人で、ITS(高度道路交通システム)、油圧・機械、機械装置、立体駐車場、鉄構プラント、食品包装機械などの幅広い事業を手掛けていくこととなる。

統合によるシナジー追求では、技術面においてITS制御技術の食品包装機械への活用、中小型機械装置製品の共通化、保有技術・リソースの共有による開発力強化を推進、営業面においては、共通の顧客についての情報および戦略の共有、支社・営業所の機能・場所を統合することでの効率的運営、輸出拡大に向けたノウハウ共有などに力を注ぐ考え。

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