総合商社の住友商事【8053】は、平成28年10月1日を効力発生日として、住友商事が営む金属事業の一部を完全子会社である住商メタレックス(以下「メタレックス」)に承継すると発表した。
住友商事は、平成28年1月29日付に開示した「当社金属事業の当社完全子会社への一部事業移管の検討開始に関するお知らせ」のとおり、金属事業の一部を住商グローバルメタルズ(以下「グローバルメタルズ」)へ移管する検討を開始している。
本件は、グローバルメタルズへの金属事業の一部の移管を検討した結果、メタレックスと近接する、太陽光架台関連事業についてはグローバルメタルズではなくメタレックスに事業を移管することにより、顧客に対するソリューション提案力やパフォーマンスを高めることでグループとしての企業価値向上を図ることを目指すもの。
メタレックスでは、太陽光関連事業の他、床暖房設備や非鉄製品等を幅広く取り扱っており、太陽光架台関連事業を更に発展、拡大する人材やノウハウを有している。また、メタレックスとしても、本件移管を契機として顧客との新たな接点や取扱商材の拡充が可能となるという利点があるとしている。