医薬品卸売企業グループの持株会社である東邦ホールディングス(以下「東邦HD」)【8129】は、エール薬品の全株式を取得することにより完全子会社化し、その後、完全子会社の東邦薬品とエール薬品を合併し、東邦薬品を存続会社とすると発表した。
東邦HDは、医療、健康、介護分野に携わる流通企業集団として、医薬品卸売・調剤薬局経営・顧客支援システムの開発・提供等の事業を展開するとともに、地域医療連携や在宅・介護分野への取り組みを積極的に推進している。
一方エール薬品は、注射剤の製造販売をコア・コンピタンスとし、アンプル・バイアル製剤の受託製造や、医薬品の品質管理試験・安定性試験等の受託など幅広く事業を展開している。
東邦HDは、エール薬品と東邦HDにおいて医薬品卸売事業を担う東邦薬品とを合併させることで、製薬会社の製造・包装・試験から医薬品流通に携わる一連の受託による相乗効果と、抗がん剤専用棟での包装・変動情報の付加など、更なる機能強化と付加価値の創造を図ると共に、医療用医薬品だけではなく医療機器製造業を活かしたビジネス展開により、幅広いニーズへの対応が可能になると判断、今回の吸収合併を行うもの。