出版およびインターネットにおける広告や人材紹介などの情報サービスを提供するグループの持株会社であるリクルートホールディングス(以下「リクルートHD」)【6098】は、完全子会社であるゆこゆこの全株式を、ユニゾン・キャピタル、福岡キャピタルパートナーズ及び静岡キャピタルがそれぞれ運用するファンド等並びに電通【4324】が共同出資することを予定しているゆこゆこホールディングス(以下「ゆこゆこHD」)に譲渡すると発表した。なお、譲渡価額は202億円の予定。
リクルートHDは、販促メディア事業の旅行分野におけるシニア層の宿泊予約マーケットの獲得を目的として、平成18年にゆこゆこを買収して成長戦略を推進してきた。
一方で、リクルートグループの既存の旅行情報誌「じゃらん」や旅行情報の検索・予約サイト「じゃらん net」においては、成長努力と、インターネット利用率の向上により、シニア層も含め年代を問わずアクティブユーザー数が順調に増加を続けているという。
このような状況のなか、ゆこゆこのさらなる成長はリクルートグループ以外のパートナー企業との協業が望ましいと判断、今回、ゆこゆこの株式を譲渡するもの。