非鉄金属メーカーの三菱マテリアル【5711】は、精密鍛造製品を製造・販売する連結子会社である菱栄金属の全株式を、ハヤカワに譲渡すると発表した。
菱栄金属社は、主として精密鍛造製品の製造・販売を事業としてきたが、同事業のグローバルな事業環境の変化に対応するため、三菱マテリアル加工事業カンパニーの方針のもと、抜本的な構造改革を検討していた。
ハヤカワは、国内外で製造メーカー・商社を傘下に置く特殊鋼流通を中核事業とするハヤカワカンパニーの100%持株会社である。
三菱マテリアルとハヤカワの交渉の結果、高精度なベベルギヤ製品において豊富な国内納入実績を持つ菱栄金属社の技術力と、精密鍛造事業におけるハヤカワカンパニーグループの国内および東南アジア地域におけるネットワークを融合させることにより、両社の更なる成長が見込まれるという判断で一致、今回、株式を譲渡するもの。