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オンキヨー、中国のヘッドホンメーカーの第三者割当増資を引受け デジタルライフ事業・ヘッドホンビジネス加速へ

音響機器メーカーのオンキヨー【6628】は、連結子会社である安橋(上海)商貿有限公司が、中国のShenzhen Grandsun Electronic Co., Ltd.(以下「グランドサン」)の第三者割当増資によって発行された新株式の引受けを実施すること等を含んだ資本提携を実施したと発表した。

オンキヨーグループは、スマートフォンやデジタルオーディオプレーヤー(DAP)で音楽再生を楽しむなど急速に変化するユーザーニーズに対応するため、昨年度よりデジタルライフ事業を新設、ヘッドホンやポータブルオーディオなどの事業を本格的に開始し、同事業の拡大を推進している。また、OEM(B2B)事業においては、セルロースナノファイバーを使用した振動板の開発やマグネシウムモノコック振動板を採用したヘッドホンドライバーの開発に成功するなど、従来の製品とは一線を画す技術の開発を進めている。

一方グランドサンは、1997年に中国深センで設立、高速信号ケーブルやヘッドホン製品などの製造において高い実績を誇っている。また、オンキヨーはグループで企画・販売しているパイオニアブランドヘッドホン製品の一部をグランドサンに生産委託するなど、同事業において協業関係を構築している。

この協業をより強固なものとするため、オンキヨーグループとグランドサンとの間で今回の提携を含めた協業を実施することで、パイオニアブランドのヘッドホン関連製品のコスト競争力およびラインアップの強化はもちろんのこと、オンキヨー新開発ヘッドホンドライバーを採用した製品開発を強化して OEM ヘッドホンの生産拡大も可能と判断、グループのヘッドホンビジネスをさらに加速することを目指して、提携を行うもの。

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