情報通信事業、ATMやプリンターなどのメカトロ事業を中核とする沖電気工業(以下「OKI」)【6703】は、情報処理システム関連機器、防衛用電子機器の製造・販売などを行う日本アビオニクス(以下「日本アビオ」)よりプリント配線板事業の移管を受けると発表した。
日本アビオは、高度な認定取得が必要で高い信頼性が求められる宇宙・航空・半導体検査装置向けを中心とした高難易度・高信頼性プリント配線板事業を展開してきたが、近年の環境変化を踏まえ、その位置付けを見直していた。
このたびOKIのEMS事業の将来性と高い信頼性を実現する技術力、多品種少量生産の実績を高く評価し、既存納入先へのプリント配線板供給の確実な継続とさらなる高度化が実現できると日本アビオは判断。
OKIは、高度な生産技術と品質保証力を活かしたハイエンド型EMS(生産受託)事業を成長分野の1つとして位置付けている。OKIのプリント配線板事業は、宇宙・航空・計測機器向け等の高難易度で高信頼性が求められる大型・高多層基板で高い評価を受けている。
OKIにおいては、EMS事業成長のために、付加価値の高いニッチな大型・高多層プリント配線板事業のさらなる強化が必要と考え、今回の事業移管を決定したもの。