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太洋物産、大東港運と山手冷蔵を引受先とした第三者割当増資実施 資本増強へ

農畜産物中心の貿易商社である太洋物産【9941】は、食品物流を手掛ける大東港運【9367】と冷蔵倉庫事業を営む山手冷蔵の2社を引受先とした第三者割当増資を実施すると発表した。なお、この増資による調達金額は150百万円。

太洋物産が取り扱う主な商品は、大豆・そば・牛肉・豚肉・鶏肉などの畜産商品であるが、平成28年9月期第2四半期累計期間において、主力商材である鶏肉の長期に亘る価格の低下、牛肉の一時的な商材の品薄の発生等により損失を計上し、急激な為替変動により繰延ヘッジ損益において評価損を計上したことから平成28年9月期第2四半期累計期間末に債務超過の状況に陥った。

喫緊に資本増強を実施する必要が生じたこと、また、公募増資、株主割当増資の手段については、現時点での太洋物産の財務状況、業績では期待する資本調達の可能性は低いことから、第三者割当増資を実施することが、資本調達できる最善の手段であると判断したもの。

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