食品総合商社である国分グループ本社は、韓国サムスングループのフードサービス企業であるサムスンウェルストーリー、および中国の政府投資国有企業である「金山資本グループ」の子会社で、農業を専門とする上海銀龍農業発展有限公司(以下「銀龍農業」)と、中国における給食・外食事業者への食材卸事業を行う合弁会社「Shanghai Welstory Food Co., Ltd,(上海悦思意食品有限公司)」を設立すると発表した。
サムスンウェルストーリーは、韓国内外で食ビジネスを展開。一方、銀龍農業は1993年から農産物栽培および加工を業としている専門企業である。
国分グループ本社は、海外事業の「基幹」事業化を掲げ、中国事業をその柱の一つとしている。
既に中国で連結子会社3社、持分法適用会社2社を展開しているが、今回、日本における高度な食品物流ノウハウと、中国における低温物流の経験を最大限に活かし、合弁会社の物流部門でメインの役割を担うことで、中国食品流通分野におけるプレゼンスを高めたい考え。
今後、合弁会社は中国において食材卸ビジネスを展開、サムスンウェルストーリーの中国子会社である食堂運営会社、愛宝健への食材供給をベースとして、中国・外資系企業の給食および外食へ拡張するもの。