M&Aニュース配信NO.1サイト|M&A ニュース速報 | M&A タイムス

小僧寿し、阪神茶月とスパイシークリエイトを子会社化 フランチャイズ事業体制の構築加速へ

持ち帰り寿し店を展開する小僧寿し【9973】は、阪神茶月及びスパイシークリエイトが第三者割当により発行する株式を引き受け、両社を連結子会社とすると発表した。

小僧寿しは、ブランド価値の最大化を事業戦略の基軸として考え、「小僧寿し」「茶月」のリブランド開発を進め、全国を網羅するフランチャイズ事業体制の構築および「宅配事業」「高齢者・介護関連事業」への取り組みを成長戦略の骨子と位置付けている。

一方阪神茶月は、京都発の老舗持ち帰り寿しブランドである「茶月」の創業家であり、現在も大阪府、京都府、兵庫県の西日本エリアにおいて、「茶月」17店舗を運営している。小僧寿しは平成24年に同社よ り東日本エリアの本部である「株式会社茶月東日本」を承継し、現在「茶月」29店舗を運営している。今回の株式引き受けに伴い連結子会社となる事で、(1)「茶月」本部を統合し、今後の同ブランドのリブランド開発を効果的且つ全国規模で展開することができること、(2)小僧寿しの旗艦ブランドである「小僧寿し」の西日本エリアにおける本部機能 も兼ねさせることにより、全国を網羅するフランチャイズ事業体制を構築する事が可能である点、等の事業シナジーが見込まれるとしている。

また一方、スパイシークリエイトは、前述の阪神茶月の代表者である伴田 昭彦氏が代表者を務めるグループ企業であり、且つ管理本部機能においては阪神茶月と共有化を図っているため、実質的な経営管理を阪神茶月が担っている。同社は、大阪府、京都府、兵庫県の西日本地域において、35種類のスパイスを調合した本格的なカレーを提供するカレーショップ「カレーハウススパイシー」を6店舗、本格的なパスタやピッツァとイタリア風前菜バイキングを提供するレストラン「イタリア料理 サンマルコ」を1店舗、京都ラーメンや多様なメニューを提供するレストラン「春陽堂」を2店舗の3ブランドで展開している。今回の株式引き受けに伴い連結子会社となる事で、小僧寿しグループのブランドの多様化、商品開発力の強化、および人材共有化を図る事が可能となる。

以上のことから、阪神茶月およびスパイシークリエイトを連結子会社とすることで、小僧寿しグループの成長戦略の重要な柱である、「茶月」のリブランド開発や全国を網羅するフランチャイズ事業体制の構築を加速させる事が可能であると判断したため、第三者割当による株式の引き受けを決定致したもの。

モバイルバージョンを終了