駐車場に関する各種コンサルティングを手掛ける日本駐車場開発【2353】は、連結子会社である日本テーマパーク開発が、藤和那須リゾートの株式を取得し、子会社化(日本駐車場開発の孫会社化)すると発表した。
日本駐車場開発は、不稼働駐車場の有効活用と高品質なオペレーションサービスにより、市場に存在するギャップを解消することで、駐車場オーナーと駐車場ユーザー双方に便益を提供し、成長してきた。駐車場事業に次ぐビジネス領域として、スキー場事業、カーシェアリング事業等、時代の変化の中で生まれた新たな需要やギャップを埋める新規事業へ投資し、事業の多角化を進めており、日本駐車場開発の連結子会社である日本テーマパーク開発は、テーマパーク・遊園地等の運営を目的として、平成28年5月に設立。
日本全国には、地域の観光資源として底堅い集客力を有し、インバウンド需要を取り込むことで地域振興の契機となり得るテーマパーク・遊園地が複数あり、大きなビジネスチャンスが存在する中、日本駐車場開発グループは、スキー場事業が順調に拡大する中で、連結全体として冬季に偏った収益の平準化を図るため、夏季に収益を創出する事業特性に注目し、新規事業としての発展性を検討した結果、テーマパーク・遊園地事業に進出することを決定。
今回、株式を取得する藤和那須リゾートは、栃木県北部に位置する那須高原において、総合リゾート「那須ハイランド」の運営を行っている。また、那須ハイランド内において、北関東最大級の遊園地として知られる「那須ハイランドパーク」を運営しており、那須エリアを代表するレジャー施設として、栃木、福島、茨城を中心としたファミリー層に広く支持されている。
日本駐車場開発は、那須御用邸や自然名勝豊かな日光国立公園の一部として知られている那須エリアの多様な魅力ある観光資源や、都心からのアクセスの良さ、豊富な自然環境等に着目し、日本駐車場開発グループの一員として藤和那須リゾートと共に事業展開することで、グループにおけるテーマパーク・遊園地事業の収益基盤が、早期に確立できると判断したもの。