フジケンの100%出資子会社である三河湾リゾートリンクスは2016年4月27日、駒ヶ根観光開発の固有事業である「駒ヶ根ビューホテル四季」(以下「ビューホテル四季」)の資産並びに営業権を承継し、経営を継続すると発表した。
駒ヶ根観光開発運営の「ビューホテル四季」は平成の長期不況を背景とする観光産業の低迷及び、平成20年のリーマンショックの影響などを受け、平成19年度以降経常赤字が常態の状況となっていた。市を象徴する観光地にある中核的施設であり、周辺宿泊施設に与える影響なども懸念されることから、売上増と経費削減、資金需要の安定確保を図るよう経営改善に努められたものの、第3セクター形態による経営改善には限界があり、民間活力導入による事業立て直しが求められる状況となったため、現在、全株式を保有する駒ヶ根市によるプロポーザル型の入札を経て、三河湾リゾートリンクスが事業承継する運びとなったもの。