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免疫生物研究所とトランスジェニック、CUREDの第三者割当増資を引受 抗HIV抗体医薬品の実用化推進へ

研究用試薬の開発・製造及び販売などを行う免疫生物研究所【4570】と遺伝子改変動物・抗体の開発を行うトランスジェニック【2342】は、抗体医薬品の研究・開発を行うCUREDが実施する第三者割当増資を引受けると発表した。なお、取得価額はそれぞれ79.8百万円。

免疫生物研究所は、ADCC活性が増強された抗体をカイコにて生産する方法を含む「カイコを用いた糖鎖構造に特徴を有する蛋白質の製造方法」に関する特許を取得、ADCC活性は抗体が抗腫瘍作用やウイルス感染細胞除去作用を発揮するために大変重要なメカニズムであるため、本特許は、同社が遺伝子組換えカイコによる抗体医薬品の開発・製造を実現させるために、極めて重要な知的財産権となりえる。

トランスジェニックは、1998年に設立し、熊本大学発バイオベンチャーとして、遺伝子破壊マウス作製受託をはじめとする基礎研究支援から非臨床試験、臨床試験、更には診断までカバーしたトータル創薬支援ツールをグループで提供することで医薬品開発をサポートしている。

一方、CUREDは2015年8月、抗体医薬品の研究開発に特化したバイオベンチャーとして横浜市で設立、日本エイズ学会理事長・松下修三教授の研究成果を日米欧で権利化した特許の独占的実施許諾を受けている。松下教授は、中和活性を失うことなく副作用を著しく軽減させた中和抗体の開発に成功、抗HIV薬の投与後も長期にわたりHIVの増殖を抑えられている症例も見出し、さらにはHIVの細胞への侵入を防ぐだけではなく、感染細胞を破壊することでHIVを体内から排除しHIV感染症を治癒に導く画期的な治療法を開発している。

今回の第三者割当を機に、CUREDが所有する抗HIV抗体を免疫生物研究所の遺伝子組換えカイコ技術を用い、ADCC活性を飛躍的に増強した抗HIV抗体を開発し、遺伝子組換えカイコを用いた抗体医薬品の実用化を目指して、共同研究開発を進めていくもの。

また、免疫生物研究所とトランスジェニックとは、資本業務提携を締結し、競業スキームの構築を推進、トランスジェニックの創薬支援プラットフォームおよびネットワークを活用して当該抗体の評価を行い、本抗体医薬品の実用化を強力に推進することを計画している。

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