主にセブンイレブン向けに調理済食品を製造するわらべや日洋【2918】は、持株会社体制へ移行するため、同社が営んでいる事業のうち子会社を管理する事業以外の一切の事業に関して有する権利義務を、会社分割により、わらべや関西に承継させると発表した。
わらべや日洋は、食材の開発・調達から食品製造、配送・物流に至る一貫システムを構築してきたが、日々高まる食品の安全性や価値ある商品に対する顧客のニーズに対応するため、わらべや日洋の事業部門および製造子会社3社を1社に統合する。
具体的には、わらべや日洋の子会社であるわらべや関西を吸収合併存続会社とし、わらべや東海およびわらべや北海道をそれぞれ吸収合併消滅会社とする吸収合併を行う。また、持株会社体制への移行にともない、わらべや日洋の商号を「わらべや日洋ホールディングス」、わらべや関西の商号を「わらべや日洋」へ変更する予定。
これにより、地域ごとに分かれている製造体制を一本化して、管理体制の集約・強化、各社で保有するノウハウの共有、専門人材の最適配置などの効率化するもの。