エレベータ・エスカレータメーカーの日本オーチス・エレベータ(以下「日本オーチス」)は、シンドラー(スイス)の日本でのエレベーターおよびエスカレーター(以下「昇降機」)のサービス事業を取得すると発表した。なお、取得価額は非公表。
シンドラーの日本事業は、シンドラーエレベータの昇降機サービス事業と、様々なメーカーの製品に対応可能な昇降機サービス事業者であるマーキュリーアシェンソーレ(以下「マーキュリー」)の2つがある。
日本オーチスは、本取引により、マーキュリーの全株式に加え、シンドラーエレベータの昇降機サービス事業、その事業に関連する社員および事業資産を移管させて、新たに設立される新会社の全株式を取得する。
今回の取得により、新会社は、日本で唯一のシンドラー公認のサービス事業者として、引き続きシンドラー製品の保守、修理および改修に必要となる純正部品やシステムを提供するもの。
今後、シンドラーはシンドラーエレベータを通じて日本に留まり、現在継続中の訴訟および操作については法的および社会的責務を果たし、すべてが解決するまで必要な措置を講じるとしている。