リサイクル事業を手掛ける大栄環境ホールディングスは、日下部建設より「空き缶リサイクル事業およびその施設(以下「トライアール神戸」)」を取得すると発表した。
トライアール神戸は、日下部建設が環境・リサイクル事業として取組んでいる空き缶リサイクル事業およびその施設の呼称である。平成16年に完成した同施設は、自治体や企業、一般のリサイクル活動で回収された空き缶をペレットに再資源化した後、製鋼用脱酸材やアルミ2次合金の主原料として販売しており、高品質のペレットを生み出すために採用した「還流還元型加熱炉」は、ダイオキシンがほとんど発生しないといった特徴を備えている。
今回の事業取得により、大栄環境グループが既に参入を発表している鉄・非鉄スクラップの「有償リサイクルビジネス」のひとつが具現化される。
今後は平成27年12月に提携したスクラップ業界大手、スズトクホールディングスの事業基盤および、大栄環境グループが持つ営業基盤・施設管理ノウハウを活用し、本事業を拡大・発展させるもの。