ゲーム・デジタルコンテンツなどの企画・開発を行うエクストリーム【6033】は、ピーシーフェーズのWEBサイト・アプリ運用支援サービスを展開する同社のソリューション事業について、同社が当該事業を会社分割し、新設分割会社(ウィットネスト)の株式をエクストリームが譲受け、子会社とすると発表した。なお、取得価額は270百万円。
エクストリームは、ゲーム・デジタルコンテンツなどの企画・開発業務を行っており、主力事業であるソリューション事業は、近年におけるスマートフォンアプリ市場の飛躍的な成長に連動して、業績が順調に拡大している。しかし、エンターテインメント業界は娯楽産業であるため、景況感や流行に左右されやすく、需要の変動が大きく変化することも考えられる。このような状況に対応すべく、エンターテインメント系企業の顧客に留まらず、クリエイティブなスキルが要求されるインターネットサービス業界などエクストリームの技術力をシームレスに活用できる分野へも積極的に参入し、収益の安定化を図っている。
一方、WEBサイト・アプリ運用支援サービスを展開するピーシーフェーズのソリューション事業本部は、高い技術力を保有するクリエイター・エンジニアが多数在籍していることに加え、インターネットサービス業界をはじめ、非エンターテインメント業界(通信・小売・サービス等)の顧客を数多く有している。
今回、承継する新設分割会社を子会社化することにより、エクストリームの事業戦略の幅を広げるとともに、新たな顧客を開拓できること、同社の主力事業であるソリューション事業の更なる成長が期待できると判断したもの。