ネットワークシステムサービス等のエヌ・ティ・ティ・データ(以下「NTTデータ」)【9613】は、子会社であるNTT Data international L.L.C.を通じてDell Services部門を譲り受けると発表した。なお、買収額は約3500億円(30億5500万ドル)。
Dell Services部門には、Dell System Corporation(デルシステムズ)、Dell Technology & Solution Limited(デルテクノロジー&ソリューションズ)、Dell Services Pte. Ltd.(デルサービシーズ)の3社とDellグループの北米を中心としたITサービス関連事業が含まれ、3社についてはDell Inc.(3社の親会社)より発行済株式の100%を取得する。
NTTデータは、中期経営計画の注力分野として「グローバルビジネスの拡大・充実・強化」を掲げ、海外での事業拡大に積極的に取り組んでいる。これまでも、資本提携や拠点設立を通じてグローバル拠点の拡充及び拠点間の連携を進めることで、国内・国外のシームレスなサービスを提供できる体制を整備してきた。
Dell Services部門は、北米地域を中心にクラウドサービスやBPOサービス等を提供しており、主要顧客としてヘルスケア、製造、サービス業、金融機関や連邦政府などに強固な基盤を持っている。
今回、NTTデータは、Dell Services部門の買収により、主に北米地域の各業界における事業を拡大するとともに、クラウドサービスやBPOサービスにおいても、最先端の技術を活用したサービスの強化を目指す考え。