スマートフォンアプリを中心とした国内・海外向けモバイルゲームサービスの提供を手掛けるコロプラ【3668】は、エイティング【3785】の普通株式を公開買付けにより取得すると発表した。
コロプラは、現在、将来が大きく期待されているVR(Virtual Reality:仮想現実)向けサービスの開発・提供に注力しており、VRデバイスの高機能化やデバイス保有者の増加に伴う市場の成長に合わせ、ゲームタイトルを充実させつつ、ゲーム以外の分野へも積極的な事業展開を行っている。
一方、エイティングは平成5年に設立され、ゲームセンター(アーケードゲーム)や家庭用 ゲーム機向けのゲームソフトの開発・販売を皮切りに、現在ではスマートフォン向けゲームアプリの開発・ 運用まで手掛けている。とりわけ家庭用ゲーム機向けゲームソフトの開発に関しては、国内外のゲームソフトパブリッシャー(ゲーム販売会社)からの多数の受託実績を強みとしており、工程管理や開発技術力について多くの知見を有し、ノウハウを蓄積している。
エイティングは、企業価値を向上させていくためには、事業シナジーはもちろんのこと、エイティングの事業内容を理解し、長期的な視点から事業をサポートできる事業者へ株式を譲渡し、継続的に教職関係を築いていくことが必要不可欠であると判断し、株式譲渡できる事業者の検討を開始。
コロプラがエイティングとの協議を進める中で、エイティングを完全子会社とし、コロプラグループと一体となって、より強固な連携を実現し、事業運営を行っていくことが両社の企業価値向上に最も資する選択であると判断し、今回の公開買付けの決定に至ったもの。