金融持株会社のトレイダーズホールディングス【8704】は、連結子会社であるZEエナジーが、スリランカに子会社を設立すると発表した。
ZEエナジーは、独自の環境技術やサービスの提供により、環境・エネルギー・農業問題に特化した、「地域の発展」「資源の持続性」「顧客の繁栄」の実現を目指した取り組みをおこなっているが、今後のアジア地域への事業展開も視野に入れ、スリランカに同国の再生可能エネルギーを活用した発電事業やバイオマス発電システム・施設の製造販売・運営管理を行うため、新たに現地子会社を設立するもの。
スリランカにおけるバイオマス発電の原材料としては、同国全域で大量に自生もしくは栽培されているマメ科植物の「グリシディア」があり、持続的かつ安定的に確保、利用していくことが可能で、スリランカは、一次エネルギー(供給量)の約半分をバイオマスが占めており、バイオマスが豊富に存在している地域でもある。
また、スリランカのみならず、日本国内向けのバイオマス発電燃料としての販売や炭化物の供給ラインを新たに構築することも可能としている。