エレクトロニクス商社の丸文【7537】は、三谷商事【8066】の完全子会社であるケィティーエルの全株式を取得し、子会社化すると発表した。なお、取得価額については非開示。
丸文グループは、半導体や電子部品、電子応用機器などの先端エレクトロニクス製品を販売する商社で、現中期経営計画では成長が期待される通信・自動車・産業機器・医療機器の分野に注力し、市場開拓を推進している。
今回の三谷商事からのケィティーエルの株式の取得は、国内半導体業界における競争が一段と激化する中、丸文デバイス事業の顧客基盤をさらに強化するもの。
また、ケィティーエルは昭和41年の設立以来一貫して半導体・電子部品の販売を行ってきた商社であり、同社が持つ産業機器メーカーを中心とした顧客が新たに加わることによって、事業規模の一層の拡大が図れるとしている。