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産業革新機構、インキュベーション・アライアンスに資本参加へ

産業革新機構(以下「INCJ」)は、驚異的性能を持つグラフェンの大量合成・実用化を目指すインキュベーション・アライアンスの第三者割当増資を引き受け、同社の今後の設備投資等の成長資金として7億円を上限とする出資を行うと発表した。

グラフェンは、ダイヤモンドより固く、存在しうる最も薄い物質であるといった多くの驚異的性能を持っている。中でも熱を伝える速さである熱伝導度が大きいことが特徴で、アルミや銅の10倍以上の熱伝導度を持つ。

インキュベーション・アライアンスは、グラフェンの研究を続け、安価なグラフェンの大量合成に成功した。同社のグラフェン部材は高い熱伝導度を有し、様々な立体加工が可能、且つ軽量であるため、放熱部材への適用が期待されている。

NCJは、インキュベーション・アライアンスに対して今後の生産技術や量産化技術の確立と高度化を推進するために必要な資金を提供するとともに、経営サポートを行う。

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