大手商社の三井物産【8031】は、韓国証券取引所上場企業であるHankuk Carbon Co., Ltd. (以下「韓国カーボン社」)と炭素繊維などの複合材料加工事業分野で包括的な業務提携契約を締結したと発表した。
今回の合意に基づき、三井物産は韓国カーボン社へ306億韓国ウォン(約28億円)を出資し、株式10%を取得する。
韓国カーボン社は、炭素繊維をはじめ多様な複合材料を組み合わせた部品・材料加工事業を拡大しており、同社は、今後成長が期待される航空機・自動車などの輸送機器向けに複合材料加工事業の展開を加速する方針。
三井物産と韓国カーボン社は約30年に亘る取引関係を通じ、強固なパートナー関係を構築しており、両社は今回の資本業務提携を通じ、輸送機器の軽量化ニーズに応えるべく炭素繊維などの複合材料を用いた部品・材料製造のサプライチェーン構築・強化を図る考え。