経営コンサルティングのCDSコンストラクショングループは2月4日、東京地裁から特別清算開始決定を受けた。これにより、日本振興銀行関連の倒産は53社目。
CDSコンストラクショングループは、日本振興銀行(現:日本振興清算)が展開していた「中小企業ネットワーク」の1社で、土木建築工事の請負業務等を展開。平成21年10月期には売上高約5億円をあげていた。
しかし、日本振興銀行が22年9月に民事再生法の適用を申請したことから、事業運営が事実上頓挫。また、24年5月に民事再生法の適用を申請した(24年11月破産開始決定)NISグループに多額の不良債権が発生するなどで資金繰りも逼迫した。22年10月には現商号へと変更し事業の再構築を図っていたが奏功せず27年10月開催の株主総会の決議により解散していた。
東京商工リサーチによると、負債総額は約53億2,000万円(平成24年10月期決算時点)であるが、変動している可能性がある。