コンデンサ用セパレータ等のニッポン高度紙工業【3891】は、2015年8月7日付「フィリピンにおけるパルプ製造会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ」にて開示していたAlbayAgro-IndustrialDevelopmentCorporation(以下「ALD社」)の株式取得について、29日付で同社の発行済株式の58.6%を追加取得し、合計で発行済株式の98.6%を取得、子会社化したと発表した。
ALD社の主力製品・非木材パルプの原料であるマニラ麻は、丈夫な繊維が取れることからその用途は幅広いものの、フィリピンやエクアドルなど限られた地域でしか生産されておらず、近年は需給が逼迫している状況で、ニッポン高度紙工業は、ALD社を子会社にすることにより、セパレータ事業における製品の原料を将来に亘り安定的に調達することができ、製品の安定供給体制を維持・強化できると判断し、ALD社の株式を取得するに至ったもの。