製品設計の図研【6947】は、軽量3Dデータと連携した部品表システム製品の開発と販売を中核とするモノづくり基盤ソリューション事業部門である「プリサイト事業部」を2016年4月1日付けで分社化し、新たに図研プリサイトとして事業を行うと発表した。
「プリサイト事業部」は、図研創業以来の中核事業であるエレクトロニクス設計自動化分野にとどまらない新たなソリューションを開発・販売していくことを目的として発足された。
モノのインターネットは、今後製造業にも急速に影響を及ぼしていくと予想されており、設計・製造・サービスなどにかかわる様々な情報がネットワークでつながるモノづくりにおいては、CADなど設計ソリューションの如何にかかわらず、広い視野でモノづくり全体の最適化を進めていくITインフラが重要な役割を担っている。図研は製造業が直面するこのトレンドを大きなビジネスチャンスと捉えており、プリサイト事業をさらに発展拡大していくためには、図研の既存の取引関係にとらわれることなく他社とのパートナーシップを積極的に行っていくなど、よりスピーディーで自律的な経営判断が重要と判断し、今回の分社化を決定したもの。
新会社においては、図研で培ったモノづくり現場での様々な知見やソフトウェア開発技術を基に、新たな発想で事業の拡大を目指すとしている。