総合商社の丸紅【8002】は、平成28年4月1日をもって電力事業の一部である国内電力小売事業を、完全子会社である丸紅新電力に承継させる会社分割を行うと発表した。
丸紅は2002年に本件事業へ参入して以降、10年以上かけて需要基盤と供給基盤を併せて成長させてきた。2016年4月からは低圧市場も自由化され、国内の電力小売市場の完全自由化が達成される。
また2016年度には、1時間前市場が設置され、小売販売と需給運用の両面で更なる高度化が進められる見通しであることから、丸紅の本件事業を分社化させ、本件事業の事業運営を丸紅新電力に集約させることで、多様な専門職能を持つ人材の補強等を進め、競争力強化に努めるとしている。