遺伝子解析などのトランスジェニック【2342】は、24日、医化学創薬が実施する第三者割当増資の一部を引受けることを決議したと発表した。
トランスジェニックは1998年に設立し、熊本大学発バイオベンチャーとして、遺伝子破壊マウス作製受託をはじめとする基礎研究支援から非臨床試験、臨床試験、診断までカバーした一貫した有用なトータル創薬支援ツールをグループで提供することで医薬品開発をサポートしている。
一方、医化学創薬は、糖鎖関連技術について世界的な第一人者である北海道大学の西村紳一郎教授らが開発した糖鎖解析・合成技術をキーテクノロジーとして2010年に設立されており、北海道大学との共同研究を通じて、治療標的として有望な創薬シーズの開発を行っている。
両社は、2015年5月に共同研究開発契約、さらに2015年6月に戦略的資本業務提携を締結するなど、継続的に関係強化を図り、協働関係の構築を通じたシナジーを実現してきた。
今回、追加出資を行うことを通じて、トランスジェニックグループとして医化学創薬との関係をより発展的に強化し、更なるグループシナジーを高めることが事業の持続的な成長に資すると判断し、本株式取得を実施するもの。