大手電気通信事業のKDDI【9433】は、連結対象会社であるジュピターテレコム(以下「J:COM」)が、ジュピターショップチャンネル(以下「ショップチャンネル」)の株式を取得し、同社をJ:COMの連結対象会社化し、併せて、本件取引と同時に、KDDIもショップチャンネルの株式を取得すると発表した。
J:COMは、ショップチャンネルの全株式を取得し、ショップチャンネルの50%株主となり、同時に、KDDIは、現在住友商事が50%保有しているショップチャンネル株式のうち、5%を取得する。3社は今後、ショップチャンネルの更なる成長と企業価値向上を目指し、共同で運営する。
ショップチャンネルは、現在は24時間365日生放送を実施している国内最大手のテレビ通販企業で、年間売上高は1,365億円と創業以来18期連続増収を続けている。
J:COMは、全国5大都市圏で約500万世帯にサービスを提供する国内最大のケーブルテレビ事業者。両社は顧客層が重なるため、相互の顧客に対する積極的な営業活動やプロモーション施策が可能となり、両社の顧客基盤や売上の拡大が期待できるとしている。
KDDIは、住友商事とのJ:COMの共同経営等を通じて、ケーブルテレビ事業の発展に取り組んでおり、今回の資本参加により、スマートフォンとテレビ通販を組み合わせた新たなサービスに挑戦する。
J:COM、KDDI、住友商事の3社は、それぞれの経営資源を活かし、今後は新たな通販番組の開発やテレビとインターネットの両輪で新たな顧客層にもリーチすることで、ショップチャンネルの一層の事業拡大を図る考え。