医薬品卸の持株会社であるアルフレッサホールディングス(以下「アルフレッサHD」)【2784】は、エーザイ【4523】との間で、エーザイの連結子会社であるサンノーバの医薬品製造販売事業を承継する吸収分割承継会社の株式を取得してアルフレッサHDの子会社とする契約を締結したと発表した。
アルフレッサグループは中期経営計画において、ヘルスケアコンソーシアムの実現に向けた重点方針として、医薬品等製造事業の規模拡大と収益基盤の強化を掲げており、そうした中、アルフレッサHDは、サンノーバの医薬品製造販売事業を承継する承継会社の株式を取得し子会社とすることで合意したもの。
大正12年に設立されたサンノーバは、エーザイグループの連結子会社として、高度な生産体制および品質管理体制のもと、顆粒剤、散剤、錠剤、液剤、軟膏、 クリーム、ローション等の多様な剤形に対応できる生産設備を持ち、主にエーザイグループ各社の医薬品の製造受託などを行っている。アルフレッサHDは、今回の株式取得によりサンノーバの医薬品製造販売事業を承継し、現在、サンノーバで製造しているエーザイグループ製品は承継会社が受託製造を継続する予定。またアルフレッサグループで医薬品、診断薬、医療機器、医薬品原材料等の製造・輸出入・販売を行うアルフレッサファーマの持つ生産能力と合わせて、アルフレッサグループにおける製造受託事業の生産能力を拡充し、医薬品等製造事業の基盤を一層強化していく考え。