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伊藤忠商事、ブラジル鉄鉱石事業関連資産を統合

大手総合商社の伊藤忠商事【8001】は、国内製鉄会社と共に設立した日伯鉄鉱石を通じて韓国・台湾の大手製鉄会社と日韓台コンソーシアムを組成し、コンソーシアム合計で、ブラジルの鉄鉱石生産・販売会社Nacional Minérios S.A.(以下「ナミザ」)の株式40%を保有していたが、ナミザと、ブラジル鉄鋼大手Companhia Siderúrgica Nacional社(以下「CSN」)の鉱山部門を統合させると発表した。

今回の統合により、日韓台コンソーシアムは保有するナミザ発行済株式の40%を、またCSNは保有するナミザ発行済株式の60%、Casa de Pedra鉱山(以下「カザ・ジ・ペドラ」)及び鉄道会社株式・港湾使用権を、それぞれ新設の統合会社に移管する。カザ・ジ・ペドラは世界有数の良質且つ大規模な鉱山であり、これにより統合会社は、優良鉱山と整備されたインフラ施設を保有し、同地域で最も競争力を有する鉄鉱石サプライヤーとなることが期待される。

また、伊藤忠は持分相当として累計で約7億ドルの資金回収も実現する。今後は同社持分相当の出資比率は、従来のナミザへの21.95%から統合会社への約7.5%となる。

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