バイオベンチャー企業のヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ【6090】は、子会社を設立すると発表した。
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズは、独立行政法人国立精神・神経医療研究センター及び医療法人社団行基会 理事長 川村 則行医師との共同研究により、大うつ病性障害の血液バイオマーカー(リン酸エタノールアミン)を発見し、同バイオマーカーに関連する特許を日本、米国及び中国で登録している。
また、同バイオマーカー(リン酸エタノールアミン)のレベルを酵素法により定量する検査キット開発のため、シスメックス社と共同研究を行い、当該共同研究の結果を受 けて、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズが保有する同バイオマーカー関連特許の通常実施権をシスメックス社に対して許諾するものとし、平成27年9月にライセンス契約を締結した。
今回、シスメックス社との共同研究によるうつ病診断キットの開発を推進することに加え、より多面的な観点からバイオマーカー事業をヒューマン・メタボローム・テクノロジーズグループの新たな収益源として確立することを目的に、その受け皿として新たに子会社を設立するもの。