食品卸売事業の横浜冷凍【2874】は、森永乳業【2264】が所有する東京都大田区京浜島の土地10,900.92㎡と平和島の土地3,003.12㎡を取得する契約を9月16日に締結した。また、取得する平和島の土地に現在稼働している冷蔵倉庫(8,875トン)を所有、運営するパックス冷蔵(森永乳業100%子会社)の全株式を併せて取得すると発表した。
京浜島の土地には21,000トン程度の最新鋭の物流センターを建設する計画で、当該物件は東京港や羽田空港に近接した国内最大の貨物集積地となっており、最新鋭の設備を用意し、今後のフリートレード時代を見据えた戦略的な拠点となる。今回の一連の総投資額は90億円~100億円となる予定。
平和島の土地は小規模ではあるが、横浜冷凍の京浜地区で稼働する他の6センターとの連携基地としてシナジー効果が期待されている。また、冷蔵倉庫運営会社のパックス冷蔵は社歴も長く、森永乳業の製品を中心に取扱っている堅実な冷蔵倉庫会社である。