合成樹脂(プラスチック)製品の製造販売を手掛けるヤマト・インダストリー【7886】は、BIG PHILIPPINES CORPORATION(以下「BPC社」)の株式を一部取得し、子会社化すると発表した。なお、取得価額は578百万円。
ヤマト・インダストリーグループは、合成樹脂成型関連事業及び物流機器関連事業を主な事業として展開しているが、今後の発展には継続してグローバル展開を進めることが不可欠であり、アジア地域における事業領域の強化を推進しているが、現在海外での経営資源は中国に集中しているのが実情であるため、一国集中のリスクを考え東南アジア地域におけるチャイナプラスワンの事業展開を模索していたという。
今回子会社化するBPC社は顧客がヤマト・インダストリーグループのターゲットと合致していることやヤマダ・インダストリーグループの事業範疇とは異なる小型精密成型品の製造販売をしていることから、ヤマト・インダストリーグループの得意とする中大型成形品と合わせてシナジー効果が期待でき、ユニット生産などの幅広い営業展開を図ることができることなどから、今回の子会社化を決定したもの。