建設・不動産事業等のクレアホールディングス【1757】は、19日、ジパングが募集する第三者割当増資を引き受け、株式の一部を取得し、同社を持分法適用関連会社化すると発表した。
ジパングは、平成7年7月に通信販売業「TVショッピング」における電子小売業を目的としてプライムとして設立し、平成12年12月ジャスダック市場に上場。平成22年11月には、プライムの主たる事業である物販関連事業を簡易吸収分割により事業分離し、平成23年7月に商号をジパングへ変更、金鉱山事業に特化して事業を営んできた。
ジパングは、平成17年11月に、米国ネバダ州にて本邦会社としては唯一の金鉱山専業事業会社を設立し、以降各年2トンに迫る金及び銀を、同社の100%子会社であったフロリダキャニオン鉱山ならびにスタンダード鉱山にて継続して生産してきた。その後、平成25年4月1日より監理銘柄に指定され、同年7月10日付で上場廃止決定による整理銘柄への指定がなされ、同年9月10日付けにて上場廃止となり、その後フェニックス銘柄に指定された。
クレアホールディングスは、ジパングが日本唯一の金鉱山専業会社であることと、また鉱山事業を運営するノウハウなどを含めた知的価値等の無形資産価値を評価し、同社の再興と再生を支援し、資本引受を通した関連会社化を進めるもの。